イタリアの観光名所のバチカン美術館に行ってきました。8月14日の最も混んでいるであろう時期に予約なしで列に並びました。今回の記事ではその時の様子や並び時間などを紹介していきます。
目次
バチカン美術館はいつでも長蛇の列
バチカン美術館は事前に有料の予約チケットを買っておかないと、何時間も並ぶ必要があります。
予約なしでもいけるという情報もありますが、混雑時期は予約チケットを買うことをおすすめします。僕が見たときには公式サイトでの予約分はなくなっていて、朝早くから並べば行けるだろうという安易な気持ちでバチカン美術館に行ってしまいました。
公式サイト:Musei Vaticani – Biglietteria Online / Vatican Museums – Online Ticket Office
列に並んでいると至る所で「Skip the line!(並ばなくても入れるよ!)」と言っている人がいますが、かなり高い金額を要求されるのでおすすめしません。
8時に駅に到着
9時にオープンするということで1時間前の8時頃に最寄り駅に到着しました。
10分ほどすると入場の並び列にたどり着きました。すると、公式の案内人という人がオフィスチケットの購入をすすめてきましたが、怪しかったのでそのまま列に並びました。
城壁側に並んで待ちます。この時点で相当な人が並んでいました。壁の角のところを少し超えたところまで列は伸びていました。周りの人の話によると1時間30分くらいは並ぶことになると言われました。
9時になると徐々に動きはじめた
9時になると少しずつではありますが列が動きはじめました。
強い日差しから逃れることができてよかったです。後ろを見るとどこが最後尾かわからないほど列が伸びていました。
とても喉が渇くのでお水は多めに持っていくことをおすすめします。1人で並んでいたら途中飲み物を買いに行くこともできません。何人かで並んでいる人は近くの売店やスーパーに買い物に行っている人が多かったです。
並び始めて2時間経過
並びはじめて2時間以上が経過しました。列は少しずつ進んでいますがまだまだ終わりは見えません。
8時すぎから並び始めて、10時15分になりました。9時のオープンから1時間以上経ったので正直いって予想以上の長さです。
やはり8月の一番混んでいる時期はスキップチケットが必須なのかもしれません。
ウフィツィ美術館は朝一で並んだらすぐに入れたのですが、バチカン美術館はそうはいかないようです。
ついに3時間が経過…未だ入場できず
じわじわと列は進みますが入場はなかなかできません。時刻は11時15分になりました。
これは予約チケットが必須だと感じました。特に混雑時は予約の人の数も多く、予約なしでは入るのがかなり遅くなる可能性があります。
4時間半後、やっと入口が見え始める
やっと入口がみえはじめました。本当に長い道のりでした。なぜチケットを早めに予約していなかったのか何度も後悔しました。とにかくタブレットに入れて持ってきた漫画なんかを読んで時間を潰していました。
唯一の救いは城壁のおかげで日陰になっていたことです。もし直射日光があたっていたらやってられませんでした。
4時間40分並んでやっと入館
やっとこさチケットを購入して入館することができました。ここまで4時間半以上立ちっぱなしです。開館の1時間前に来たのにこれほどまでの混雑とはさすがに予想外でした。
しかし、国際学生証を提示することで半額の8ユーロで入場することができたのでラッキーでした。ヨーロッパに旅行に行く場合は国際学生証を作っておくと便利です。
公式サイト以外にもJTBのホームページで日本語でチケットやツアーの予約をすることもできるので、混雑時期はチケットの事前予約がおすすめです。
ツアーの詳細はこちら:【JTB】イタリアの現地オプショナルツアーを探す
名画の数々と凄まじい人
バチカン美術館には教科書などで有名な『アテナイの学堂』などをはじめとして名画のオンパレードです。しかし、美術館自体はそんなに広いわけではないので凄まじい混雑具合です。
また、一方通行になっているのでゆっくりと作品をみたり、前の部屋に戻ったりすることも難しいです。僕は一周した後にもう一周回ってやっと満足に見学することができました。
システィーナ礼拝堂にもいけます
バチカン美術館の経路の中にシスティーナ礼拝堂を通ることができます。ノースリーブやミニスカートはNGですので注意してください。
中は全面的に撮影禁止となっていますが、ミケランジェロの『最後の審判』があります。この絵の迫力は言葉では表現しきれない凄みがあります。もちろんその巨大さや美しさも素晴らしかったです。
同じく天井にミケランジェロの『アダムの創造』がありますので見逃さないようにしてください。この天井絵は実際にみないとわからない素晴らしい作品でした。
サンピエトロ大聖堂に行くのもお忘れなく
バチカン美術館からはサン・ピエトロ大聖堂に抜けることができます。一度抜けると美術館に戻ることができないので注意が必要です。
美術館をすべて見終わった後はサン・ピエトロ大聖堂に行くことで円滑にバチカン市国を観光することができます。
まとめ
今回の記事では夏の混雑シーズンに予約無しでバチカン美術館に並んだ様子を紹介しました。開館1時間前についたにも関わらず。4時間半以上外で待ち続けたので早めの予約が必須です。公式サイトから予約をすることができますが、英語が苦手な人はツアーもおすすめです。
夏の混雑シーズンに朝から並ぶのはとにかくキツかったですが、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂は4時間並んだことを納得できるくらい素晴らしい美術館でした。ただし、次に行く機会があったら、しっかりと予約してから訪れたいと今回の件で感じました。
バチカン美術館のチケットは公式サイト (英語)で予約するか、JTBのサイトでツアーを予約することができます。JTBには優先入場ができるチケットもあるので、英語が苦手な人には特におすすめです。
ちなみに日本語ガイドのついていない自由行動のチケットもあるので、ツアーが苦手だという人にもおすすめです。4時間半外で並ぶのは非常に骨が折れましたので、先行入場の特典は魅力的です。
チケットの詳細はこちら:【JTB】イタリアの現地オプショナルツアーを探す